【Jコイン】銀行が発行する新しい仮想通貨とは?

2021年3月14日

こんにちは。
むじるし印です。

近年急速にキャッシュレス化が進んでいますよね、私も私生活ではキャッシュレス化をしています。
皆さんは最近CMなどでよく耳にする【Jコイン】という新しい通貨をご存知でしょうか
Jコインは電子マネーのような仮想通貨で、投資向きというよりは実用向けとして期待されています。
今日は詳細まとめてみましたので確認してきましょう!

『Jコイン』はみずほ銀行が作った仮想通貨

Jコインは、正式名称は「J-Coin Pay(Jコインペイ)」といい、みずほ銀行が中心となって開発している仮想通貨です。デジタル上で決済や送金をできるようにするための取り組みとなっています。みずほ銀行の他ゆうちょ銀行、地方銀行など、約60の銀行が、Jコインのプロジェクトを共同で進めています。2020年の実用化を目指しており、今注目されている仮想通貨です。

特徴は、単位あたりの価格が1円に固定されていることです。
ビットコインなど、一般的な仮想通貨とは異なり価格の変動がありません。
価値が変わらないため、現金と同じように安定した取引ができます。
まさにキャッシュレスです!

ビックカメラ、ヤマダ電機などで「J-Coin Pay」が利用可能に

「J-Coin Pay(Jコインペイ)」が利用できる店舗は拡大しています。

2019年12月には銚子丸、ココカラファイン、ビックカメラ、マックハウス、モンテローザ、ヤマダ電機が加盟店になるなど、我々ユーザーが「J-Coin Pay(Jコインペイ)」を利用できる機会はますます増えています。

Jコインのメリット

Jコインを利用する場合はある程度のメリットがないといけません、現状考えらえるメリットをまとめてみました。

両替をする必要がない

外国人観光客が日本に来た時、ドルやユーロなどの自国通貨を日本円に両替しますが、その際には手数料が発生します。Jコインペイは日本円と同じ価値を持っているので、海外から来た人が、両替の手間や費用をかけずにそのまま使えます。2020年には東京オリンピックを控えていますので、このときに来日するであろう外国人旅行者の利用に間に合うように、開発を進めています。

価格変動がない

Jコインは、ビットコインと違い価格変動をすることがなく、常に円と同等の価値を持つという特徴があります。
「1コイン=1円」と円と同じ価値を持たせることによって、色々な用途で利用することを可能としています。
例えば、ショッピングの決済時のスムーズな支払い・個人間や企業間での送金において現金(円)の代替となることが期待されます。

手数料が無料

決済ができる電子マネーのSuica・PASMO・楽天Edyなどに似ていますが、Jコインはブロックチェーン技術を使った仮想通貨です。ブロックチェーンを使用しているため、送金コストを無料にすることができます!

また、ブロックチェーンを使った送金・取引は記録(履歴)が残るので、記録(履歴)の改ざんが不可能なので、安全性が高まります

Jコインのデメリット

メリットだけではなくデメリットも確認していきましょう

投資目的として期待できない

価格変動をしないJコインは、値上がりを求めて投資をすることができない
価格変動がなければもちろん価格差が発生しないので、利益も損失も生じないからです。
仮想通貨に投資をしたい場合は、ビットコインなど他の仮想通貨を購入する必要があります。

似たようなサービスが存在する

既存のサービスで、Jコインと似ているものが存在しています。
例えば、仮想通貨Jコインは三菱UFJフィナンシャル・グループが開発している通貨「MUFGコイン」・SBIホールディングスが開発している通貨「Sコイン」に似ていると言われています。
また、電子マネーなどでも送金や決済を行うことができるしポイント還元もあるため、メリットが高いです。
現状では差別化も厳しいですし、Jコインが確実に普及するのが困難になる可能性があります。
したがって、Jコインを普及させるためには、似たサービスに対抗し、利用者が惹かれるようなサービスが必要となってきます。

 

まとめ

Jコインは新しい仮想通貨ではなりますが、性質は電子マネーと同類です。既に数ある電子マネーが登場しているキャッシュレス会でポジションをとるにはJコインならではのメリットが必要ですが、今のところありませんね・・・
今後の動きに期待です!